少年ジャンプ・少年ジャンプ+などで開催される漫画賞・持ち込み・投稿などよくある質問をQ&A形式で教えるぞ!!
投稿・持ち込みの心構え
- 地方に住んでいるため、完成原稿を郵送で見ていただきたいと思ってるのですが、規定ページであれば、感想を貰った後にその原稿を月例賞(JUMP新世界漫画賞)にまわしていただく事は可能でしょうか?
- 勿論可能です。投稿時に編集部員に伝えてください。
- 『バクマン。』にもあったのですが、2回目以降の持ち込みや郵送原稿を、担当編集者が「前回より格段と良くなってるから、このまま月例賞に出してしまおう。」というケースはあるのでしょうか?
- わりとよくある光景です。
- 持ち込みで持ってきた漫画がJUMP新世界漫画賞の規定ページ数を超えていたら、その漫画は新人賞のほうには応募できないのでしょうか?
- 申し訳ありませんが応募はできません。規定を守る他の投稿者の方の不利益になり、平等な条件ではなくなるためです。持ち込み戴いて、こちらから講評する分には何ページでも基本OKです。
- 受賞した際、ペンネームで発表してもらうことは可能でしょうか。
- 可能です。投稿時に「ペンネームでの掲載を希望」と書いていただくとより確実です。
ペンネームで発表希望される場合でも、投稿時には本名も書いてください。名前・ペンネームその他の必要事項は原稿裏など、どこか一箇所にまとめて書いてください。 - 同じ賞に2作送る場合、一つの封筒にまとめて送って大丈夫でしょうか?
- 大丈夫ですが、封筒の中でクリアファイル二つで分けるなど、区別し易いようにお願いします。
- 郵送だと無事に届くか心配です。直接集英社に持って行って「これを●●賞に提出をお願いします。」と言うのは可能ですか?
- イレギュラーな形式の方がキチンと漫画賞受付部門まで届くかが編集部として不安です。基本郵送でお願いします。
どうしてもであれば事前に編集部にお電話戴いて時間調整後、編集にお渡し下さい。 - 持ち込みする際は、原稿以外に何が必要ですか?
- 持ち込みは基本、原稿だけで問題ありません。メモをとりたい場合はノートやメモ帳を持ってきて下さい。またせっかくの機会を十二分に活用するためにも、持ち込む方は質問したいことを事前に考えておくことをオススメします。
- 持ち込みでは、トーンの貼っていない状態でも見てもらえるのでしょうか?
- 表現としてトーンを使っていないのであればもちろん大丈夫です。持ち込みするまでに間に合わずトーンが全て貼りきれなかったというのは仕方ないとは思いますが、編集部は完成作品から実力を見させて頂いているので基本的には完成品を持ってきてください。
- 原稿にセリフを書く時は、ボールペンですか?それとも鉛筆の方が良いですか?
- 描き文字以外のセリフは鉛筆かシャーペンで書いてください。絵にかかるセリフは原稿にトレーシングペーパーをかけて、その上から書いてください。
デジタルの場合、セリフや文字はアナログ原稿と同じように対応しても問題ありませんが、手書きの必要もありません。セリフを入力したものを提出していただく形でも問題ありません。 - WEB投稿の際、セリフ処理はどの程度行えば良いのでしょうか?
- 読めれば問題ありません。受賞後、掲載といった形になった場合はセリフなしの画稿データをいただくことになります。
- 扉絵がある作品とない作品では、ない作品の評価が下がったりしますか?
- 扉絵のある、なしは作品の評価に直結しません。扉も一つの演出と考えたほうがいいかと思います。扉絵を入れるかどうか?入れるとして効果的な使い方は?等、ご自身の作品がより良くなるように色々考えてみてください!
- 原稿郵送の際、悪天候や事故などで原稿が汚れたり折れてしまったら、再度送らなければならないでしょうか?
- ひどい破損等がなければ問題ありません。封筒で送る際は、厚紙などで原稿を挟んでしまうといいですよ。
- 下書きで使った「水色」は消さずに、持ち込みや投稿をしても大丈夫でしょうか?
(色鉛筆の水色や水色シャー芯などです。) - 一応、印刷では水色は拾わないので大丈夫ですが、あくまでこちらは送って頂いた原稿を拝見するので、ある程度綺麗にして頂いた方が良いかと思います。
- 投稿作の表紙をカラーで描こうと思っています。問題ないでしょうか?
- 問題はありません。カラーに自信があれば、その技術を見せていただくのは大歓迎です。ただ、作品が賞をとって掲載が決まれば、誌面の都合上カラー扉を普通のスミ1色で描き直していただく可能性があります。
描き直す手間を省きたいのであれば、一度白黒で描いた線画のコピーを取ってそれに色を塗って扉として送った頂いたほうがいいかと思います。どちらが良いというわけでは無いです。情報として知っておいて頂ければ。 - 背景ですが「何も見ずに描く」「資料を参考に描く」「撮影した写真やフリー素材のトレース」等がありますが投稿作なら実力を見てもらうという点で「何も見ずに描く」だけの方が良いでしょうか?それとも完成度重視で場合によって使い分けた方が良いでしょうか?
- 投稿作であれ本誌掲載作であれ、どんなレベルの方でも常に作品としてより完成度の高いものを目指して描いて下さい。その為にベストな方法をシンプルに選べば良いだけです。
- 原稿用紙に上手く描けた絵(普通の薄い紙)を切り取って貼ってもいいですか?
- 別の所で描いたものを後から合わせるというやり方も無くはないですが、まずは苦手でも原稿用紙に描いて慣れていきましょう。作品はうまく描けた絵の寄せ集めではありません。原稿全体の中の1ページであり1コマだという意識をもって下さい。
- ベタやトーン、街中の大勢の人などは友達に手伝ってもらってもいいのでしょうか?
- 誰かに手伝ってもらって原稿を完成させても問題はありません。こちらは出来上がった作品だけで評価します。
- 投稿作の内容が面白くなくて、全く共感も得られない出来でも、画力や構成力、キャラクターなどで評価を得られれば受賞できますか?
- まず「面白い」投稿作はもれなく受賞します。
そして投稿作の段階では「面白い」まで到っていなくても、画力、構成力、キャラクター、演出力、企画力、会話のセンスなど何かが優れていれば受賞、もしくは編集部員から連絡が来ます。
あなたの武器を見せてください。 - 投稿作品で「この設定はもう見たくない」と思う設定などはありますか?
- その時々の流行りは確かにありますが、企画はあくまで切り口が大事なのであまり気にしないでください。よくある設定同士を組み合わせたら、引きのある企画になるということはよくあります。色々なヒット作を分析してみて下さい。
お遊び程度に感じてもらえればと思いますが、企画の立て方の1つを紹介します。総当たりの対戦表を作ってよくある設定や職業等を縦横の名前が入るところに入れます。そしてそれを総当たりで組み合わせていくと、以外な企画のもとが出来上がったりします。ゲーム感覚でできるので興味のある方はお試し下さい。
総当たり対戦表型企画の立て方は、人物(実在・フィクション問わず)を入れても使えます。普段絶対に出会わないであろう二人が出会うことで何が起こるのか?出会いは物語が産まれる切っ掛けになります。色々な人を表に入れてみて、組み合わせて、妄想してみてください。 - 4コマ漫画はどの賞に投稿すればいいのでしょうか?
- 規定のページ数を満たせばJUMP新世界漫画賞、赤塚賞、Gカップ(不定期開催のギャグ賞)、ジャンプ+のジャンプルーキー等どこにでも出せます。
- 過去、他誌で新人賞を目指していて、奨励賞などを2回ほどいただいたんですが、その雑誌が休刊になりました。もしこれからジャンプに投稿する場合、新しい作品と同様に、過去の受賞作をまた新たに描き直して投稿することは可能でしょうか?
- 描き直したものであれば、新作扱いで問題ないと思います。また、受賞作であっても拝見させていただくのは大歓迎です。新作と共にお送りいただくか、持ち込みにきて頂ければ拝見いたします
- 前回持ち込んだ際、名刺を頂いたのですが、制作が遅く、前回から1年以上も完成に時間がかかってしまいました。このような場合でも、名刺の方にご連絡すれば原稿は見て頂けるのでしょうか?
- その担当に持ち込んでいただいて問題ありません。ただ、期間が経過していると部署異動している可能性もあります。その場合は新しい担当に見せてください。
- 持ち込みや電話打ち合わせでのアドバイスについて、メモが追いつかなくなる可能性があるため録音しても良いでしょうか?
- 録音自体がNGということはありませんが、編集によってはダメという場合があるので、その場でついた編集に聞いてみてください。許可を得たのであればもちろん問題ありません。
- ●●賞に投稿しましたが、連絡先を書き間違えた気がしています。記入漏れや間違いがあった場合、その投稿は無効になりますでしょうか?
- なりません。面白い原稿ならば何が何でも投稿した方を探します。
電話番号など連絡先が合っていて、電話に出れなかったという場合でも無効になりません。何度電話をかけても連絡が取れない場合、ハガキを送るか直接会いに行ってでも伝えにいきます。
最初から記載されていることはもちろん望ましいですが、その昔、投稿作に住所・連絡先を描き忘れた方がいてジャンプ本誌の誌面に「受賞したので編集部まで連絡してください。」と掲載されたこともあります。 - 持ち込みの際、見てくれる編集部員の方を希望することはできますか?例えば、私は●●先生のファンでもあるため、●●先生の担当編集の方に見ていただきたいなど…。
- 申し訳ありませんが編集部員の指名は受け付けていません。基本は持ち込みの時に電話に出た部員、漫画賞投稿後に電話をかけてきた部員が担当になります。
- JUMP新世界漫画賞とジャンプルーキーでは、どのように投稿し分けたら良いでしょうか。
- 受賞作の受け皿が「本誌・増刊・少年ジャンプ+」がジャンプルーキー、「本誌・増刊」がJUMP新世界漫画賞。
またジャンプルーキーは「読者と編集部が審査員」で、JUMP新世界漫画賞は「編集部と連載作家先生が審査員」という違いもあります。 - 上記の質問以外にも、分からないことがあるのですが…
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